散歩・街歩き

【茅ヶ崎駅】想像以上に見どころ満載!海も緑も文化も楽しめる

茅ヶ崎駅周辺を散歩
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

今回は神奈川県茅ヶ崎市の茅ヶ崎駅周辺を、朝から夕方までたっぷりお散歩してきました!

茅ヶ崎駅はJR東海道線・相模線の2路線が乗り入れるターミナルステーション。
東京駅からは東海道線で約1時間、横浜からなら約30分とアクセスも良好。
今回は南口からスタートしてサザンビーチ方面へ向かい、その後は北口方面も散策しながら、グルメやカフェも満喫してきました!

茅ヶ崎駅改札前

「湘南=海」のイメージが強いですが、実際に歩いてみると緑豊かな日本庭園や充実した文化施設、地元に愛されるグルメスポットなど、海以外の魅力がこんなにも詰まっていたなんて驚きです!

高砂緑地・松籟庵|駅から徒歩5分、日本庭園と美術館の静けさに癒やされる

まずは南口から徒歩5分ほど。駅チカなのに緑がたっぷりで、空気が変わったように感じる「高砂緑地」に立ち寄ってみました。

高砂緑地の入口付近

園内には池と石橋、本格的な茶室「松籟庵(しょうらいあん)」があり、まるで日本庭園のような落ち着いた空間が広がっています。

高砂緑地・松籟庵

この辺りは明治から昭和にかけて著名人の別荘地だったそうで、風格のある松の木や築山がその歴史を物語っているようでした。

園内の築山には、小さな赤い三重塔がぽつんと建っていて、どこかおとぎ話の世界に入り込んだような雰囲気。これは奈良の薬師寺の塔を10分の1スケールで再現したものだそうで、庭園のシンボルとして静かに存在感を放っていました。

10分の1サイズの三重塔

敷地内を巡ってみると、奥に「茅ヶ崎市美術館」があります。
白い羽を広げたような屋根のデザインが印象的で、緑の中に調和するように建っている姿がとても美しかったです。

茅ヶ崎市美術館の外観

今回は開館前だったので外観だけ見学しましたが、次は中の展示やカフェも楽しみたいところ。

春には梅の名所としても知られているそうなので、季節を変えて訪れるのも良さそうですね。

茅ヶ崎公園・茅ヶ崎野球場|市民に親しまれるスポーツの拠点

高砂緑地からさらに南へ進んでいくと、「茅ヶ崎公園」に到着しました。
GoogleMapを見ると野球場があると書いてあったのですが、野球だけでなく色んなスポーツができる公園になっていました!

茅ヶ崎公園の入口付近

敷地内には野球場のほか、フットサルコートやテニスコートまであり、平日午前中にもかかわらず、シニア世代の方々が元気にテニスをプレーされていました。地域に根付いた公園なんですね。

茅ケ崎公園のフットサルコート 茅ケ崎公園のテニスコートの様子

特に野球場は想像以上に本格的で驚きました。スタンド付きの観客席があり、なんと2,700席以上。
普段は軟式野球や草野球、少年野球の試合が行われているそうで、地元の野球シーンを支える重要な施設なんですね。

球場は閉まっていたのですが周囲を探ってみると幸運にも中の様子を見れる場所を発見しました!

茅ヶ崎野球場スタンドの様子1 茅ヶ崎野球場スタンドの様子2

実はこの野球場、あのサザンオールスターズがライブ会場として使用したこともあるんです。
直近では2023年に10年ぶりとなるライブが4日間開催され、ライブビューイングも含めて27万人超が観覧したとのこと。スケールが違いすぎます…!

茅ヶ崎野球場の前

海の街という印象が強い茅ヶ崎ですが、こうしたスポーツ・音楽文化が重なり合っているのも、この街の奥深さを感じさせるポイントです。

「サーフィンの街」としての顔とはまた違う、地元の暮らしに近い茅ヶ崎が感じられるエリアでした。

サザンビーチちがさき|湘南の象徴!えぼし岩と“C”モニュメントを望む海岸

茅ヶ崎公園を抜けて、さらに海の方へ。
ついに到着しました「サザンビーチちがさき」!

「湘南の海」といえばここ、というくらい有名なスポットで、明治31年開設の茅ヶ崎海水浴場を前身としています。平成11年に「サザンビーチちがさき」と改称されたことでも話題になりました。

サザンビーチの眺望

このビーチの最大の特徴は、何といっても眺望の良さ。
正面には茅ヶ崎の象徴・えぼし岩、天気が良ければ東に江の島、西に富士山まで見渡せる絶好のロケーションです。

サザンビーチから眺める江ノ島

そして海岸に設置されているのが、巨大な「C」のモニュメント「サザンC」。
茅ヶ崎の頭文字「C」をモチーフにしたもので、Cの切れ目に人が立つと円が繋がるデザイン。
縁結びスポットとしても知られていて、写真映えすること間違いなしの人気スポットです。

サザンCモニュメント

この「サザンC」は、サザンオールスターズの「I AM YOUR SINGER」のCDジャケットにも登場していて、ファンにとってはまさに聖地。平日にもかかわらず、何組か撮影している方を見かけました。

ただし、今回訪れた日はビーチのあちこちで工事が行われていて、少し風情には欠ける状態でした。
海の家の建設や道の整備などの準備が進められていて、夏本番に向けて「湘南の夏支度中」という雰囲気。

サザンビーチ工事中

ビーチの端には、小さな赤い鳥居もありました。これは「八大龍王」の鳥居で、古くから漁業の守り神として信仰されているそうです。
砂浜と鳥居の組み合わせって、なんとも不思議な美しさがありますね。

サザンビーチ八大龍王の鳥居

そしてすぐ近くには、海沿いに建つ「サザンビーチカフェ」。
ガラス張りの外観がとても開放的で、湘南らしいオシャレな建物でした。今回は寄りませんでしたが、名物の「サザンビーチバーガー」が気になる……!

サザンビーチカフェ外観

茅ヶ崎の海と文化の魅力が詰まったサザンビーチ、工事中でもそのポテンシャルの高さを感じられる場所でした。

サザン通りを経てハンバーガー屋さんへ

サザンビーチをあとにして、今度は「サザン通り」を通って茅ヶ崎駅方面へ戻ります。
名前からして「サザンオールスターズ一色の通り」なのかと思いきや、実際に歩いてみるとちょっと違いました。

サザン通りの入口付近

商店はポツポツとはあるものの、にぎやかというよりは落ち着いた住宅街の延長線のような印象で、お店の数もそこまで多くはありません。
時間帯が午前11時前だったのもあって、通りを歩く人は少なめでした。

そのサザン通りから少し路地を入ったところに、目的のランチスポット「ターナーダイナー」が見えてきました!

turner diner chigasaki外観

湘南らしさ満点のウッディでおしゃれな外観。
店内はランチタイムということもあって、すでに何組かのお客さんでにぎわっていました。地元の方が多そうで、人気ぶりが伝わってきます。

今回注文したのは「マッシュルームチーズバーガー」。
運ばれてきたハンバーガーを見てまず驚いたのが、溢れんばかりのマッシュルームの量!

マッシュルームチーズバーガー

バンズの間からはみ出すほどのマッシュルームがたっぷり乗っています!

味のほうは、バターで炒めたマッシュルームの香りと、まろやかな甘みのあるチーズが相性抜群!
パティも肉の旨みがぎゅっと詰まっていて、ジューシーなのに重すぎず、最後まで美味しくいただけました。

ターナーダイナーのマッシュルームチーズバーガー

付け合わせのポテトは細めでサクッとタイプ。さらにペンネとキャロットグラッセも添えられていて、お口直しにちょうどよかったです。
ドリンクはアイスコーヒーを頼みましたが、こちらは普通かな。とはいえ、ハンバーガーが主役なので全然OKでした!

茅ヶ崎に来たら、また寄りたくなると思える素敵なお店でした。

厳島神社|音楽とご縁の神様に出会える場所

お腹も膨れたところで茅ヶ崎駅に戻ってきました。次は北口側を散策していきます!
そして北口から歩いて3分ほど。
住宅街の間にふっと現れるのが「厳島神社」です。

茅ヶ崎厳島神社の鳥居

黒塗りの鳥居が印象的で、静かな場所にありながら凛とした存在感があります。
こぢんまりとした境内ですが、綺麗に整備されていて、地域に愛されていることが伝わってきます。

茅ヶ崎の厳島神社

境内の神池に祀られているのは「妙音弁財天」。琵琶を持った姿で、音楽芸能のご利益があるとされています。

妙音弁財天

実際、あのサザンオールスターズの桑田佳祐さんも、この神社の御神輿を担いだことがあるそうです!

茅ヶ崎=音楽の街というイメージに、ぴったり合う神社ですね。

第一カッターきいろ公園|開放感あふれる広大な芝生広場

厳島神社から徒歩8分ほどで、「第一カッターきいろ公園(旧・中央公園)」に到着しました。
想像していたよりずっと広く、目の前に大きな芝生がバーンと広がっていて、かなり開放感があります!

きいろ公園の芝生エリア

遊具はありませんが、そのぶん自由に走り回れるスペースがたっぷりあって、子どもたちが元気に遊ぶ姿も見られました。

入り口付近には「赤とんぼ」の碑も設置されています。
これは、童謡「赤とんぼ」の作曲家・山田耕筰さんが茅ヶ崎に縁があったことを記念したもの。

きいろ公園前の赤とんぼ碑

こういう文化の香りが街中に溶け込んでいるのが、茅ヶ崎の素敵なところだなと感じました。

茅ヶ崎市民文化会館とオシャレな市役所

きいろ公園の目の前には、「茅ヶ崎市民文化会館」と「茅ヶ崎市役所」が並んでいます。
文化会館は1980年開館、2018年にリニューアルされていて、クラシックやバレエなども上演される本格的な施設です。

茅ヶ崎市民文化会館

その隣にある市役所もなかなか立派な建物で、敷地内にはコンビニや芝生、カフェスペースまでありました。
市民が過ごしやすいように設計されている感じで、いわゆる「用事がなくても立ち寄れる市役所」って感じです!

茅ヶ崎市役所の加山雄三の銅像

この金色の銅像、何かなと思ったのですが加山雄三さんの銅像でした!
茅ヶ崎ゆかりの著名人ということで、茅ヶ崎市から名誉市民証も贈呈されているんだとか。

すずの木カフェ|路地裏で見つけた癒しのカフェ時間

最後に立ち寄ったのが、北口から徒歩4分の「すずの木カフェ」。
大通りから1本入った静かな路地にあり、知る人ぞ知る隠れ家的カフェです。

すずの木カフェ外観

店内は木の家具と白い壁でまとめられていて、大きな窓から入ってくる光がとても気持ちいい空間になっています。

すずの木カフェ内装

地元の人がのんびり本を読んだり、おしゃべりしていたりと、時間がゆるやかに流れているのが印象的でした。

注文したのは、「りんごのセパレートティー」と「季節のフルーツタルト(プラム)」。

すずの木カフェのリンゴのセパレートティーと季節のフルーツタルト(プラム)

セパレートティーはさっぱり爽やかな味わいで、タルトは甘すぎず、プラムの酸味がアクセントになっていてとても美味しかったです。

ランチも人気があるそうなので、次はランチタイムに訪れてみたいと思いました!

茅ヶ崎駅を歩いてみて感じたこと

茅ヶ崎駅北口のペデストリアンデッキ

茅ヶ崎駅って「サザン」と「海」のイメージが強かったんですが、実際に歩いてみると本当にそれだけじゃないんですよね。
緑に囲まれた庭園や文化施設、地元に愛される神社や公園、落ち着いたカフェまでそろっていて、「暮らしの街」としての魅力がすごく伝わってきました!

しかも駅周辺だけでもこれだけ見どころがあるというのが凄いですよね。
北口と南口で雰囲気がガラッと変わるので、2回楽しめる街って感じでした。

湘南=海、というイメージが強い方にこそ、「茅ヶ崎ってこんな街なんだ!」と感じてもらえたら嬉しいです。
今回ご紹介したスポットは、どれも徒歩圏内なので、ぜひ一度ふらりと訪れてみてください!

Youtubeもやってます