散歩・街歩き

上大岡駅をぶらり散歩!駅前モールと歴史スポットをめぐる街歩き

上大岡駅を散歩
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今回は神奈川県横浜市港南区の上大岡駅周辺を散策してきました!

京急本線と横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れる交通の要所で、横浜駅からはわずか約14分というアクセスの良さ。

京急線内では横浜駅、品川駅に続いて第3位の乗降客数を誇り、1日約12万人以上が利用する大きな駅です!

横浜市が主要な生活拠点に指定しているエリアで、駅周辺には大型商業施設が集中していて、横浜市南部では最大級のショッピングエリアとも言われています。

観光地というより、地元の人の生活に根ざした実用的な街という印象です。そんな上大岡駅周辺を実際に歩いてきました!

駅前に広がる巨大商業エリア

上大岡駅前

上大岡駅を出ると、目の前に広がるのは本当に巨大な商業エリアでした!京急百貨店、ウィング上大岡、mioka、camioの4つの大型商業施設が駅前に集結しているんですね。しかもこの4つ、全部連結してるのが凄いところ!京急百貨店とウィング上大岡は駅と直結していて、mioka、camioとは2階の連絡通路で道路をまたいで繋がってます。

その規模の大きさに圧倒!雨の日でも濡れずに巨大なショッピングエリアを回れるなんて、これは相当便利ですね!平日の午後でしたが、それなりに人通りもあって、地元の人の生活の中心になってるのがよくわかります。買い物、食事、映画、家電、クリニックまで、生活に必要なものが全部駅前で揃いそうな充実ぶり!これだけの商業施設が駅前に集中してるのは、さすが横浜市南部の副都心って感じがしました。

京急百貨店・ウィング上大岡で駅直結の便利さを実感!

京急百貨店・ウィング上大岡

駅のホームから一番近いのが京急百貨店です。京浜急行、市営地下鉄、どちらの駅とも直結しているので、改札を出たらもうそこが百貨店の入口という便利さ!1996年開業で、上大岡駅前再開発の中核施設として誕生したそうです。

中に入ってみると、使い勝手の良い実用的なお店が多く集まってるなと感じました!ユニクロ、無印、ロフト、マツキヨと駅ビルの定番どころを抑えながらも、ヨドバシカメラに八重洲ブックセンター、10階のレストラン街にデパ地下まで。駅ビルに入っててほしい店舗が全部集まってるという印象です。もちろんこれら以外にも、百貨店らしい服飾雑貨がたくさん入ってるので、幅広いニーズに対応できそうですね!

隣接してるウィング上大岡は「オフタイムストリート」がコンセプトということで、仕事帰りや休日にふらっと立ち寄るのにちょうどいい感じの店舗構成になってました。京急百貨店よりもカジュアルな雰囲気で、京急百貨店が「ちゃんとしたお買い物」って感じなら、ウィング上大岡は「気軽にお買い物」って使い分けができそうです!どちらも駅直結だから、天気を気にせず買い物できるのは本当に便利ですね。

miokaで横浜市南部最大級のショッピングモールを体験!

mioka

ウィング上大岡から2階の連絡通路で道路をまたいだ先にあるのがmiokaです。横浜市南部では最大級のショッピングモールで、とにかく何でも揃うのが印象的でした!映画館、家電量販店、スーパー、ドラッグストア、100均、カフェにアパレル、スポーツクラブまで。本当にバラエティ豊かな店舗が入ってて、一つのモールで生活に必要なものが全部揃っちゃいそうな充実ぶりです!

上大岡miokaのカフェ・ド・クリエ

せっかくなので途中にあったカフェ・ド・クリエに寄ってみました!アイスカフェラテを注文したんですが、スッキリした味わいでとても美味しかったです!お昼時だったこともあって結構混んでましたね。店内の明るい雰囲気も良くて、ショッピングの合間の休憩にはぴったりです!

カフェ・ド・クリエのアイスカフェラテ

京急百貨店やウィング上大岡が「ちょっといいお買い物」って感じなら、miokaは「日常のお買い物」って印象でしたね。映画館もあるから、買い物ついでに映画も見れるし、カフェで休憩もできるし…一日中いても飽きなさそうなモールだと思います。上大岡に住んでたら、きっと頻繁に通っちゃうだろうなと思いました。

camioの開放感と地元感

camio

4つの商業施設の中でも一番特徴的な外観をしてるのがcamioです。横浜ヘリオスタワーというタワーマンションの1階から4階部分が商業施設になってるんですが外観が本当に印象的で、全体が吹き抜けのような構造になってて、開放感が凄かったです。

camio1階

中に入ってみると、これまでの3つの施設とはちょっと違う雰囲気。完全に地元民のための生活密着ビルって感じがしましたね。2階部分もなんだか下町の飲み屋街を歩いているような気分になりました。どうもアーケード商店街の店舗をそのまま入れたそうなので、そういった雰囲気になってるのかもしれませんね。

camio2階

駅前にこれだけ大きな商業ビルが集まってるのに、どれも役割分担がはっきりしてるのが面白かったです。それぞれに特色があって、利用する目的によって使い分けができるように考えられてるんですね。

駅前のアーケード商店街を散策

パサージュ上大岡

商業施設を抜けて駅前の商店街へ。「パサージュ上大岡」という名前のアーケード商店街です。パサージュはフランス語で「通過」や「小径」という意味で、18世紀末以降にパリで作られたガラス製アーケードに覆われた商店街のことを指すそうです。要するに、屋根付きのオシャレな商店街ってことですね!

でもここは元々「浜の箱根通り」と呼ばれてたそうです。昔は商店街を過ぎた大岡川の先、大久保地区に花柳界があったそうで、「箱根通り」という名前は、観光地っぽいイメージを演出するために付けられたっぽいです。花柳界があった時代の上大岡は、今とは随分違う雰囲気だったんでしょうね。

パサージュ上大岡

昭和40年頃に中央商店街という正式名称になって、最盛期には100店舗が軒を連ねていたけど、現在は20数店舗になってるそうです。再開発の影響で規模は小さくなったけど、地元に愛されてる商店街として頑張ってるんですね!でも本当に短い商店街で、100メートルぐらいしかないから、のんびり歩いてても、すぐに端から端までたどり着いちゃいます。

個人的にはパン屋さんが気になったんですが…真夏のお持ち帰りはちょっと厳しいかなと思って断念しました。全長は短いものの、綺麗だし広いし、雰囲気がとても良い商店街って感じでした。

大岡川プロムナードは横浜市有数の桜の名所

大岡川プロムナード

パサージュ上大岡を抜けるとすぐに大岡川にたどり着きます。ここが横浜市有数の桜の名所「大岡川プロムナード」です。プロムナードとは散歩道のことで、大岡川沿いに続く全長5キロのプロムナードには、約700本の桜が植えられています。全国10位、神奈川県内2位の人気の高いお花見スポットなんだそうです。

大岡川プロムナードからの景色

大岡川の桜の歴史は古くて、明治後期に中里から蒔田橋の流域を中心に植えられ、以降、桜の名所になっていったそうです。川に沿って移動してみたところ、緑が多くてとても散歩コースとして気持ち良かったです!桜の季節じゃなくても、のんびり歩くのにも良い場所だと思います。川沿いの風が心地よくて、都市部にいることを忘れそうになるような自然豊かな環境でした。

大岡川プロムナードのフォレスタリア

散歩道に入ってすぐのところに、オシャレなイタリアン「フォレスタリア」があって気になります!川沿いでお食事ってのも良さそうですよね!桜の時期には「みなみ桜まつり」が開催されて、ライトアップやぼんぼり点灯も実施されるそうです。出店も並んで、お祭り気分も堪能できるんだとか。2025年には京急が「大岡川さくらデジタルスタンプラリー」なんてのもやってたそうで、桜の季節にはさらに賑やかになりそうです!

青木神社で偶然発見した深い歴史

上大岡の青木神社

大岡川に沿って歩いていたら、交差点で偶然神社を発見しました!青木神社っていう、小さな神社です。せっかくなので寄ってみたんですが、賽銭箱の横に、この神社の歴史が書かれた資料が配布されてて、これがとても興味深かったです。

資料に書かれた内容によると、この神社はもともとは多々久郷六ヶ村の総社で、久保、最戸、別所、中里、弘明寺、井土ヶ谷の広い地域の鎮守さまだったそうです。江戸時代には鎌倉街道の要所として、鎌倉詣りの人々の休憩場所でもあったとか。樹齢千年といわれる欅の御神木があったって記録もあって、とても歴史の古い神社みたいです。

さらに驚いたのが、天明6年(1786年)の大洪水で、高台にあった神社が地滑りして隣の村に移ってしまった、という「ヌエの宮」伝説もあるそうなんです!散歩の途中でたまたま見つけた小さな神社に、こんな歴史があるとは本当に驚きでした。現代的な上大岡の街にも、ちゃんと古い歴史が残ってるんですね!

レアなチェーン店「ゼッテリア」

アーケード商店街の入口に戻ってきて、今日はこの商店街の入口にある「ゼッテリア」でランチをいただくことにしました!ゼッテリアって初めて聞く名前ですが、何かロッテリアに似てるような…実はこのゼッテリア、ロッテリアの新業態として2023年9月にオープンしたお店なんだそうです。名前の由来は「絶品バーガー」と「カフェテリア」を組み合わせて生まれたそうです。

ゼッテリアの絶品ビーフバーガーとサラダのセット

ロッテリアが2023年にすき家やはま寿司を運営するゼンショーホールディングスに売却されて、その新しい取り組みとして誕生したブランドで、全国に60店舗ほどしかない、まだまだレアなお店になっています。上大岡にそんなお店があるんだって知って、今回の予定に加えてました。

店内はちょっと狭めかな。ただ、この時は気づいてなかったんですが、地下にも座席があったみたいです。

初めてのお店だし、限定メニューよりも定番の絶品メニューから選ぼうと思って、絶品ビーフバーガーにペプシコーラゼロ、サイドはサラダを注文。

ゼッテリアの絶品ビーフバーガー

マスタードがよくきいていて美味しかったです!トマトの酸味とパティ、レタスがどれもよく合ってました!飛び抜けた特徴があるというより、全体的にできがいいって感じですね。最近のマクドナルドやモスバーガーの値段と比較しても、それほど変わらないし、近所にあるなら通うぐらいには気に入りました!

サラダも美味しかったです!ノンオイルドレッシング香味和風は多分オリジナルかな?これがとても美味しいし、サラダはブロッコリーがどさっと入ってるし、トマトも入ってて、どれもシャキシャキで新鮮でした。

ロッテリアとは同じ名前のメニューでも中身は全く別物って言われてるので、食べ比べしてみるのも面白そうですね!

アカフーパークは総合アミューズメント施設

アカフーパーク

商店街とは反対方向に向かって、もう一つの上大岡名物を見に行きました。「アカフーパーク」というアミューズメント施設です!ボーリング場を主体としたアミューズメント施設になっています。ボーリング場って最近あまり見かけなくなりましたよね。

この施設、もともとは「赤い風船ビル」という名前で45年の歴史があったそうです。2017年にリニューアルして「アカフーパーク」に改名。地元では「アカフー」の愛称で親しまれているんだとか。

ボーリング場だけでなく、2階はゲームセンター、屋上にはバッティングセンターもあります。それが駅から徒歩2分の場所にあるっていう便利さ!家族連れでも友達同士でも、一日中楽しめそう!スポーツ、アミューズメント、グルメ、ショッピング…すべてが揃うエンターテイメント施設として「わくわくエンターテイメント」をコンセプトにしてるんだとか。

鹿嶋神社で上大岡総鎮守の歴史に触れる

上大岡総鎮守・鹿嶋神社

アカフーパークから少し歩いて、散策の最後に向かったのが「鹿嶋神社」です。上大岡総鎮守って呼ばれてる神社で、駅から徒歩11分ほどのところにあります。創建年代は不詳ですが、建久2年(1191年)の棟札があることから、それ以前の創建ではないかと言われています。鎌倉幕府開府前からある、とても古い神社なんですね。

御祭神は日本建国・武道の神様である「武甕槌大神」で、明治6年に村社に列格して、正式に上大岡村の鎮守さまとして認められたそうです。

上大岡総鎮守・鹿嶋神社の境内

上大岡駅の南側にあるこんもりと小高い丘に鎮座してて、鳥居をくぐると直ぐに階段があり、登り切ったところに境内があります。

夏の昼間でしたが、周りが木で覆われているおかげか、意外と蒸し暑さはなくて、それに小さな神社だけど雰囲気もとても良かったです。木陰が涼しくて、都市部の喧騒から離れた静寂な空間でした。

まとめ:上大岡は利便性と歴史が共存する魅力的な街

上大岡駅

上大岡駅周辺を散策してきましたが、駅前に京急百貨店、ウィング上大岡、mioka、camioの4つの大型商業施設が連結してるのは、買い物の便利さという点では本当に抜群でした!雨の日でも濡れずに巨大なショッピングエリアを回れるのは魅力的だし、それぞれの施設が違う特色を持っているから、用途に合わせて使い分けできるのも良いと思います。京急線第3位の乗降客数というのも納得ですね!

商業施設だけじゃなくて、偶然見つけた青木神社では江戸時代の大洪水の歴史を知ったし、鹿嶋神社では鎌倉時代まで遡る古い歴史に触れることができました!現代的な副都心の中にも、ちゃんと地域の歴史が息づいてるのが面白かったです!大岡川プロムナードもそうですが、商業地区を少し離れると自然や歴史を感じられるスポットがあるのも良かったです。

交通の便も良くて、京急本線で横浜まで約14分、特急なら8分。横浜市営地下鉄との乗り換え駅でもあるから、横浜市内各地へのアクセスも便利です。羽田空港へのアクセスも京急なら良いし、通勤にも便利そうですよね!

住むとなると、駅前の狭い範囲にこれだけの商業インフラが集中してるのは大きなメリットです!生活の利便性を重視する人にはとても魅力的な街だと思います!

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