横浜の双子タウンを歩く!センター北からセンター南で歴史とグルメを満喫する1日さんぽ
横浜市営地下鉄のブルーラインとグリーンラインが交差する、横浜市都筑区の中心エリア。今回は「センター北」駅から、お隣の「センター南」駅までを歩いてきました!港北ニュータウンとして計画的に造られたこのエリアは、閑静な住宅街というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし実際に歩いてみると、駅前に巨大なショッピングモールが林立し、少し足を延ばせば2000年前の遺跡や緑豊かな公園が広がるという、思いがけないワクワクが詰まった街でした!歩いてみて初めてわかった、双子のような2つの街の魅力をお届けします!
駅の真上に大観覧車!活気あふれるセンター北駅前
時刻は午前10時半、まずはセンター北駅から散策スタートです!駅前広場に出て真っ先に目に飛び込んでくるのが、ビルの上にそびえ立つ大観覧車。こちらは「モザイクモール港北」というショッピングモールで、屋上に観覧車がそのまま乗っている、この街のシンボル的な存在です。
観覧車は地上67メートル、直径45メートルというなかなかのスケール。1周およそ12分、1人400円で乗ることができ、晴れた日にはみなとみらいや富士山まで見えるそうです!
駅前広場は段差がなく平らで、空がとても広く見えて開放感は抜群。広場の正面には、モザイク模様の外観が目を引く複合ビル「プレミアヨコハマ」が建っています。モザイク柄ですが、モザイクモールとは別の施設というちょっと面白い関係性です。さらに周辺には、100店舗以上が入る「ノースポートモール港北」などもあり、駅前に大型商業施設がいくつも集まる充実ぶりに驚かされます。駅前は車が入ってこない構造になっており、ベビーカーを押した家族連れも安心してのんびり歩ける、人に優しい空間になっていました。
2000年前のムラ「大塚・歳勝土遺跡公園」
ノースポートモールの道路を挟んだ向かい側、背の高いコンクリートの壁に沿って歩道橋を登った先にあるのが「大塚・歳勝土(おおつか・さいかちど)遺跡公園」です。駅前の近代的な景色から一転、少し歩くと歴史を感じるエリアに入ります。
公園の入口には見事な竹林が広がり、その奥に今からおよそ2000年前、弥生時代の遺跡が復元されています。当時およそ100人が暮らしていたとされる、濠で囲まれたムラの跡「大塚遺跡」と、その人たちのお墓の跡である「歳勝土遺跡」のふたつです。竪穴住居や高床式の倉庫が綺麗に再現されており、暮らしていた場所とお墓がすぐ近くに揃っているのがこの遺跡の大きな特徴です。
港北ニュータウンの開発時に文化財として保存されたという背景があり、入園無料でふらっと弥生時代にタイムスリップできます。さらに奥には江戸時代の古民家「都筑民家園」もあり、普段のお散歩コースとしても最高の場所でした。
横浜の歩みをまるごと体感!「横浜市歴史博物館」
大塚・歳勝土遺跡公園から道路挟んだ先、シンボルロードという通りの突き当たりにあるのが「横浜市歴史博物館」です。先ほどの遺跡公園が屋外展示なら、こちらはその室内版といったところ。常設展示では、原始(先土器・縄文)から近現代まで、およそ2万年分の横浜の歩みを6つの時代に分けて紹介しています。観覧料は大人400円。さきほど見てきた弥生時代の続きを館内でさらに詳しく学べる構成になっていて、映像が見られる「歴史劇場」など、大人もついつい見入ってしまう面白さでした。
味変で大化け!「よってこや」のネギラーメン
あちこち歩いてお腹が空いたので、駅前で見つけた「よってこやセンター北あいたい店」でランチにしました。センター北駅から歩いて1分ほどの場所にある、黄色と赤の看板が目立つお店です。実は京都ラーメンのお店らしいのですが、こちらの店舗はネギラーメンを看板にしたスタイルになっています。
注文したのは、たっぷりネギが乗ったネギラーメンと肉キムチのごはんがセットになった「ネギラーメン肉キムチセット」。細めの麺に、背脂が浮いたコクのあるスープが絡みます。なんだか独特な味わいなのですが、卓上にあったニンニクと特製の辛子味噌を入れて味変してみたところ、これが大正解!このスープに劇的に合い、とびっきり美味しい一杯に化けました。訪れた際は、ぜひ味変までセットで楽しんでみてください。
高架下をのんびり歩く「みなきたウォーク」からセンター南へ
お腹を満たしたあとは、いよいよお隣のセンター南駅へ向かいます。ふたつの駅を結んでいるのが、約800メートルの歩行者専用道「みなきたウォーク」です。
道の両側を、横浜市営地下鉄のブルーラインとグリーンライン、2つの路線の高架が並んで走っています。この2路線がそろって通っているのは、センター北とセンター南の2駅間だけという少し珍しい区間です。途中で早渕川を渡ると、橋のたもとに綺麗に清掃されたお地蔵さんがいました。道が広く車も通行しないので、のんびりした空気が漂う歩きやすい遊歩道でした。
ダンジョンのような駅舎と広々とした駅前広場
みなきたウォークを抜けてセンター南駅に入ると、とても高い吹き抜けの空間が現れます。まっすぐ伸びる長いエスカレーターと左右の大きな柱は、まるでダンジョンの入り口のようで思わずワクワクしてしまいます!
エスカレーターを登りきると、改札とセンター南の駅前広場が現れます。すっきりとした広場にいくつもの商業施設が並ぶ、センター北を思わせる綺麗な街並みです。
駅前広場のすぐそばに見えるのが「サウスウッド」。実はこの建物、日本で初めての耐火木造の大型商業施設なんです。火に強いよう特別に加工した木材で柱や梁を組んでいて、普通なら鉄骨やコンクリートで造る規模の建物を、あえて木を主役にして建てた珍しい存在です。木造と聞くだけで、なんだか温かみを感じてきます。
広場の先には、ディズニーのお城みたいな白い建物が!正体は結婚式場でした。
木のデッキを敷いた段々のスペースもあり、帰りに寄ったときには子どもたちの遊び場になっていました。
並木道の先の美術館……ではなく「横浜市都筑図書館」
駅から5分ほど歩いて、図書館へ。道中は背の高い並木がまっすぐ続き、車も通らず、ドラマに出てきそうなくらい雰囲気のいい道です。
「横浜市立都筑図書館」は、区役所や公会堂と同じ建物に入っています。役所なのに美術館みたいな外観で、大きな窓のところは喫茶スペースになっていて上品な雰囲気です。
図書館はそこまで広くないものの、敷地のわりに本が多く、席も多めに用意されていました。曜日によっては夜7時まで開いているので、お仕事帰りにも便利。センター南は、都筑区の行政の中心でもあるんですね。
「猿田彦珈琲 サウスウッド センター南」で一休み
たくさん歩いたので、駅前に戻ってひと休み。サウスウッド1階の「猿田彦珈琲」にお邪魔しました。東京・恵比寿生まれのスペシャルティコーヒー専門店で、ここは2026年5月にオープンしたばかり。注文したアイスカフェラテは、少し苦味が残りつつ後味すっきり。歩いたあとの一杯が体に染みわたりました。
丘そのものがお城の跡「茅ヶ崎城址公園」
最後は丘の上にある「茅ヶ崎城址公園」へ。駅から歩いて10分ほどの場所にあります。
その名のとおりお城の跡ですが、天守閣や石垣はありません。今からおよそ500年前、室町から戦国の頃にあったお城の跡です。実際に行ってみると木々が生い茂るばかりで、正直「ここがお城だった」と言われてもピンときません。
でもここは、まぎれもなく本物のお城の跡。丘の地形そのものを生かし、土を掘ったり盛ったりして造られた城だったんです。だから建物は残らず、当時の地形だけが公園として残っているんですね。林や地面のでこぼこそのものがお城の名残ということになり、ただの丘がちょっと違って見えてきます。
まとめ:何でもペアでそろう、双子のニュータウン
センター北からセンター南まで、双子のニュータウンを歩いてきました。どちらの街も大きな商業施設がいくつもあって、暮らすにはとても便利そうな街です。
面白いのは、いろいろなものがペアでそろっていること。映画館は北にイオンシネマ、南に109シネマズ。天然温泉施設も北側と南側に2か所あり、どちらの駅も周囲を公園に囲まれています。
横浜駅からブルーラインで一本なので、ぜひ「みなきたウォーク」で2駅をつなぐ散策に出かけてみてください!
