東海道線に乗って、小田原へ日帰り旅行してきました!
箱根や熱海の影に隠れてしまいがちな小田原ですが、実際に歩いてみると「お城の街」らしい魅力や、駅チカのグルメ、SNSで話題のスポットまで、楽しい発見が盛りだくさんでした。
平日だったこともあり観光客も程よく、のんびりと小田原の魅力を堪能できた一日をレポートします!
小田原駅に到着!

東海道線の車内は、東京方面が混雑しているのに対し、小田原方面は驚くほど空いていました。
9時台の下り列車、ゆったり座れて旅のスタートから気分が上がります。
駅に着いてすぐ感じたのは、小田原駅自体の大きさと清潔感。天井が高くて、光がたっぷり差し込むコンコースは、どこか非日常な気分にさせてくれます。駅の改札前には大きな「小田原提灯」のオブジェが飾られていて、観光のワクワク感が一気に高まりますね!
レトロな雰囲気がたまらない!

まず朝イチで向かったのは、小田原駅すぐ隣の「大雄山線駅舎カフェ1の1」。
このカフェ、実は旧大雄山線の管理事務所をリノベーションした建物なんです。外観も店内も、どこか昭和レトロな雰囲気が漂っていて、落ち着いた色合いの木の家具や大きな時計がアクセントになっています。

天井が高く、窓からはやわらかな光が差し込んでいて、朝の静けさとレトロ感がたまりません。壁には鉄道関連の備品や昔の写真、駅名標も飾られていて、鉄道ファンならずともテンションが上がること間違いなし!

今回の旅行は、こちらのお店の開店時間に合わせて来たのもあり、店内に入ると私が一番乗り!
一番奥の中央、店全体を見渡せる席に案内されてちょっと得した気分です。

注文はQRコード+LINE登録で済ませるスタイル。最近このシステム、本当に増えましたよね。

せっかくなのでおすすめメニューの「足利牛ハンバーグ デミグラスソース」を注文。
運ばれてきたお皿は、ハンバーグとサラダ、付け合わせの野菜が綺麗に盛り付けられていて、見た目だけでも満足感があります。

ハンバーグはふっくらジューシーで、デミグラスソースも濃厚!
シャキシャキのサラダ、ほくほくのジャガイモやブロッコリーも本当に美味しかったです。
そして暑い日だったのでアイスコーヒーも注文。キンと冷えていて、朝からしっかりリフレッシュできました!

このカフェ、地元の方も普段使いできそうな雰囲気で、価格もドリンクやスイーツはスタバ+100円くらいのイメージ。もし近所に住んでいたら絶対リピートしたいなと感じる、素敵な場所でした。

城下町の雰囲気たっぷり!ミナカ小田原前を通って小田原城へ

朝ごはんのあと、ミナカ小田原の前を通って小田原城址公園へ向かいます。
ミナカ小田原は2020年に開業した新しい複合施設で、外観はまるで現代版の城下町!
江戸情緒の街並みを再現したような建物が立ち並んでいて、観光客のテンションも一気に上がります。
今回はまずお城をメインにしたかったので、後で改めて立ち寄ることにして、このまま小田原城の正面へ向かいました。
小田原城址公園・天守閣――圧倒的なスケールと絶景!

お城好きなら誰もが知っている小田原城。
白くシャープな天守閣が青空に映えていて、写真を撮らずにはいられません!
この日は快晴で、木々の緑とお城の白のコントラストが最高。
平日だったので人もまばらで、じっくりお城や公園を散策できたのが本当に贅沢でした。

入口からお堀沿いの道を歩いて赤い橋を渡ると、だんだんと非日常の世界に入っていく感覚。
馬出門や銅門、常盤木門――どこを見ても写真映えするスポットばかり。
本丸の広場はとても開放的で、立派な石垣や木々の大きさに圧倒されました。


天守閣の最上階まで登ると、そこには思わず声が出る絶景が!
相模湾や真鶴半島、伊豆半島まで見渡せるパノラマビューが広がります。
お城のてっぺんから海が見えるって、予想以上に感動しますよ!


天守閣の中は博物館になっていて、甲冑や刀、小田原城の歴史展示も充実。
展示パネルもわかりやすく、普段は歴史に興味がない人でも「自分も戦国時代を体験してる気分」で楽しめます。

敷地内をぐるっと歩いているだけでも、木陰が気持ちよくて鳥の声や風の音に癒やされます。
「本当にこのまましばらく公園で昼寝したい…」とつい思ってしまうほど。
やっぱり現地でしか味わえない、この気持ちよさと贅沢感。
小田原城、正直予想以上に満足度が高かったです!
二宮金次郎を祀る静かな神社と、境内のカフェで一休み

小田原城を満喫した後は、すぐ近くの報徳二宮神社へ。
ここは、薪を背負いながら本を読む銅像で有名な二宮金次郎(尊徳)を祀る神社です。
境内自体はこぢんまりしているけれど、木札がずらっと並ぶ入口はすごく厳かな雰囲気。

本殿のまわりには大きな木が多くて、木陰が涼しくて気持ちいい。
小田原城のお隣とは思えないほど静かで、落ち着いた空気にホッとします。

参拝を済ませたあとは、境内にある「きんじろうカフェ」で休憩。
神社の中にカフェがあるってちょっと珍しいですよね。

メニューには「開運キャラメルマキアート」なんて名前もあって、思わず注文したくなったけれど、ホットのみだったので今回はアイスコーヒーに。
この日は5月なのに初夏のような暑さで、冷たいコーヒーが体にしみました!


カフェの店内はゆったりとしていて、外にはテラス席も。
緑を眺めながら一息つけて、観光の合間にリフレッシュできるお気に入りスポットになりました。
ほかの参拝客や観光客も、思い思いに休憩している姿が印象的です。

三の丸ホールでのんびり休憩、街の人の暮らしに触れる

カフェでひと息ついたあとは、道路を挟んで向かいにある三の丸ホールへ。
ここは小田原市民のための文化ホールで、二階の休憩スペースからはお城がばっちり見えます!

館内は広々として静か。パソコンで仕事をしている人や、本を読んでいる人もちらほら。
「お城を眺めながら仕事とか勉強できるのって、すごく贅沢だな」と思いました。
空調もきいていて涼しく、街の人たちの日常にも少し触れられた気がします。
すぐ隣にはカフェもありましたが、今回は短時間だけ見学して再び散策へ。
住宅街の先に現れる不思議な景色!海への扉

三の丸ホールから8分ほど歩き、話題の「海への扉」へ向かいました。
このスポット、住宅街の中に突然ぽつんと現れるので、初めて行くときはちょっと驚きます。

トンネルから見える海が絶好の撮影スポットとしてSNSでも有名。
実際、私が行ったときも親子連れがずっとアングルを変えて写真を撮っていました。
しばらく順番を待ってみたものの、じっくり撮影していたので、今回はベストショットは諦めることに。

ちなみに、この「海への扉」は海岸沿いにいくつも設置されているそう。
どの扉も誰かしらが写真を撮っていて、空いている場所は見つからず。
でも、湘南の海とはまた違った静けさと青さがあって、砂浜ではなく大きな石がゴロゴロしている珍しい景色が新鮮でした。
サーファーがいなくて、観光客が写真や海を静かに眺めているだけの、とても落ち着いた空間です。
しばらく海をぼんやり眺めていました。
駅チカの新スポット!ミナカ小田原でお土産探し

歩き疲れてきたので、最後は駅近くの「ミナカ小田原」に立ち寄りました。
外観も中も城下町風で、3階の「小田原新城下町・金次郎広場」にはお土産屋さんやカフェ、テーブル席が並んでいて、
アイスやドリンクを片手にのんびりできるスペースが印象的です。

建物の雰囲気や開放感はとても良かったのですが、私が探していた「これぞ小田原!」というコテコテの定番土産は思ったより少なめ。
かまぼこ系や老舗の和菓子、歴史を感じるようなお土産を探したかったのですが、どちらかというと今どきのスイーツやおしゃれなショップが中心でした。
でも、雰囲気を楽しみたい人や、旅の合間にちょっと一息つきたい人にはぴったりなスポットだと思います。
小田原駅ナカでお土産ゲット!旅の締めくくり

そして旅の最後は小田原駅へ戻り、お土産選び。
駅構内にはセブンイレブンと名産店が合体したようなお店があり、「これぞ小田原!」という定番土産やかまぼこ、さらには種類豊富な駅弁までずらりと並んでいて、テンションが上がります!
今回はここで、気になっていた小田原名物のかまぼこを無事ゲット。
品揃えも豊富で、旅の締めくくりにぴったりの買い物ができました。
まとめ 小田原は日帰りで満喫できる「お城のある街」

今回歩いて感じたのは、小田原は「駅から観光地までが近い」のが本当に魅力!
カフェも歴史スポットも海も、全部徒歩圏内で巡れるので、1日でたっぷり満喫できました。
お城や神社だけじゃなく、カフェや新しいスポットも楽しめて、「また季節を変えて来たいな」と思える素敵な街です。
日帰りでどこか出かけたい方や、お城めぐりが好きな方には心からおすすめできます!