鎌倉の早朝散歩から始まった今回の街歩き。前回は朝8時から鶴岡八幡宮までを歩き、カフェを2軒ハシゴして大満足のスタートを切りました。
さて、そのまま続けて、今度は鎌倉駅から江ノ電に乗って、沿線の観光スポットを巡っていくことにしました!

観光客でごった返す鎌倉駅から江ノ電旅スタート
現在の時刻は11時過ぎ。早朝の鎌倉は驚くほど静かだったのに、駅に戻ると一気に観光客の波。
もう、これぞ“ザ・観光地”という感じで、駅の構内も周辺も人で溢れかえっています。
「鎌倉観光はやっぱり朝イチが最高だな……」としみじみ実感しながら、私も駅の混雑に揉まれつつ移動開始です!

江ノ電1日乗車券「のりおりくん」を購入
今日は江ノ電の駅をいくつも乗り降りして観光するつもりだったので、券売機で「のりおりくん」を購入しました。
1日乗り放題のきっぷは本当に便利!でも……切符を買うための行列もなかなかのもの。
朝のうちに買っておけばよかったと、少し後悔しました。
構内も、電車の中も、まるで通勤ラッシュ。平日でも観光シーズンは本当に油断できません!
極楽寺駅でやっと静けさに出会えた

まず最初に降りたのは極楽寺駅。
ここでやっと、人混みから解放されました!駅前の空気がガラリと変わって、ほっと一息。
都会の喧騒からふっと抜け出して、こういうのどかな雰囲気こそ旅の醍醐味だな~としみじみ感じました。
極楽寺駅は、江ノ電の中でもとてもレトロな雰囲気が漂う駅です。
昭和初期に建てられたという木造駅舎は、リニューアルされてさらに綺麗になっているものの、
昔ながらの趣きがしっかり残っていて、何とも言えない落ち着きが魅力的です。

映画やドラマのロケ地としても有名で、特に長澤まさみさんや広瀬すずさんが主演の映画『海街diary』で姉妹が住む家の最寄り駅として登場したことから、ファンの間では“聖地巡礼”スポットにもなっています。
私自身は映画をまだ見ていなかったので、「せっかくだし予習してから来ればよかったな~」とちょっと後悔。でも、駅舎そのものの雰囲気がとにかく素敵なので、ファンじゃなくても“来てよかった!”と心から思える場所でした。
歴史ある極楽寺と、緑に囲まれた静かな境内

極楽寺駅から徒歩数分。駅名の由来にもなっている「極楽寺」にも立ち寄ってみました。
このお寺は鎌倉時代に創建されたという、かなり歴史のあるスポットです。
敷地自体はこぢんまりしていますが、山門をくぐると両側から木々が覆いかぶさるような参道が続いていて、とても落ち着いた空間が広がります。

足元には木漏れ日がこぼれ、風が通るたびに葉がさわさわと揺れて、まるで森の中を歩いているような気分!
境内はとても静かで、鳥のさえずりが聞こえてくるのも心地よかったです。
あじさいの季節には特に多くの人が訪れるそうで、季節を変えてまた訪れたいなと思いました。

稲村ヶ崎駅で絶景の海と富士山を眺める
再び江ノ電に乗り込み、今度は稲村ヶ崎駅で下車。
この駅は極楽寺と鎌倉高校前の中間に位置していますが、駅舎はとても小さく、周囲も静かな住宅街。観光地っぽさは控えめな印象です。

駅から歩いて8分ほどの場所に「稲村ヶ崎公園」があります。
ここは神奈川景観50選にも選ばれている絶景スポット!……なのですが、50選と聞くと“神奈川県だけで50もあるの?”とちょっとツッコミたくなってしまいました(笑)。

公園に入ると、目の前にどーんと広がる海と、晴れていればその奥に富士山、そして江の島まで一望できます!

園内はとてもコンパクトですが、潮風が気持ちよく、のんびり海を眺めているだけで“贅沢な時間を過ごしてるな~”と感じられます。

ただ、特に施設や遊具があるわけではないので、海と景色を楽しむ“絶景専用スポット”といった印象です。

鎌倉高校前駅で“スラムダンク踏切”の熱気を体感!
続いて降り立ったのは、あの「鎌倉高校前駅」です!
ここはもう説明不要、スラムダンクのオープニングで有名になった“踏切”の聖地として、世界中から観光客が集まる場所。実際に行ってみると、その人気ぶりに本当にびっくりしました!

駅を出てすぐ目の前が例の踏切なのですが、もう人・人・人!
踏切をバックに記念写真を撮る人たちや、スマホを片手に動画を回している人たちでごった返しています。

「アニメのオープニングみたいな景色を撮りたい!」と思っていたものの、正直、人が多すぎて理想の写真はなかなか難しいかも……。
ずっと交通整理のスタッフが声を張り上げて案内しているのも印象的でした。

ちなみに、私が行ったときは中国人っぽい団体ツアーだけでなく、西洋系の観光客もちらほら。アジアだけじゃなく、本当に“世界の聖地”になってるんだなぁと実感しました。
駅前のロケーションは最高ですが、どうしても人が多すぎて“静かに堪能”とはいきません。もし落ち着いて写真を撮りたいなら、やっぱり早朝など混雑の少ない時間帯が狙い目です!
江ノ島駅でカフェ休憩&湘南モノレールの展望台へ
さらに江ノ電に揺られて、江ノ島駅に到着!
江ノ島の名がついた駅は実は3つもあって(江ノ電・湘南モノレール・小田急)、初めて来る人は要注意。今回降りたのは江ノ電の江ノ島駅です。

駅のすぐ隣にはタリーズコーヒーがあり、観光地なのにGoogleマップでやけに評価が高かったので、ちょっと寄ってみることにしました。
外は人だらけでしたが、店内は意外と落ち着いた雰囲気。1階と2階があって座席数も多く、空きも十分ありました。

観光地のカフェは混雑で入りにくいイメージがありましたが、ここは地元民っぽい一人客が多くて、パソコン作業や勉強をしている人もちらほら。
「江ノ島まで来てタリーズ?」と思うかもしれませんが、観光で歩き疲れた時に落ち着いて休憩できる穴場だと感じました!
その後は、駅から徒歩2分ほどの湘南モノレール江の島駅へ。
ここの最上階が展望台になっていて、5階まで上がると改札の目の前がすぐ展望スペース。
“海と江の島!”みたいな大絶景を期待していたものの、実際は思ったよりもコンクリートな景色が広がっていてちょっと意外。でも、線路や街並みを眺めつつひと息つくには十分なスポットです。

片瀬江ノ島駅――竜宮城風の駅舎と伝説のモチーフ
「すばな通り」を抜けて、最後は小田急の片瀬江ノ島駅へ。
徒歩で10分ほどの道のりですが、駅に近づくとまるで竜宮城のようなインパクト抜群の駅舎が見えてきます!
実はこの駅のデザイン、“天女と五頭竜”という江ノ島に伝わる伝説がモチーフになっているんです。

簡単に言うと、江の島には昔、五つの頭を持つ大きな龍が住んでいて、村人たちを困らせていました。そこへ天から美しい天女が舞い降り、龍はその天女に恋をして改心し、村を守る存在になったという物語。
駅舎には竜や天女の装飾が散りばめられていて、ただの“映える駅”というだけじゃなく、地元の歴史や伝説にしっかり由来があるのが面白いです。
今回の旅では、タリーズと展望台に立ち寄って、駅舎をしっかり見学して満足したので、江ノ島本島へは行かずに撤退することにしました。
正直、すでに歩き疲れと人の多さでヘトヘト……。今から江ノ島に渡っても、人だかりですんなり観光できる気がしません。
また次回、今度は早朝の江ノ島をゆっくり歩いてみたいです!
まとめ:江ノ電沿線旅は1回では足りない!
最後は藤沢駅まで江ノ電に乗り、今回の街歩きは終了!
朝から観光していたのに、気づけばもう夕方。鎌倉・江ノ島周辺はとにかく見どころが多くて、全部まわろうとすると1日じゃとても足りません。
それでも、今回のぶらり旅で
- 極楽寺駅の静けさとレトロな駅舎
- 稲村ヶ崎公園からの絶景
- 鎌倉高校前駅の“聖地”の熱気
- 江ノ島駅周辺の穴場カフェ
- 竜宮城風の片瀬江ノ島駅
など、それぞれの場所でしっかり「歩いた!」「観光した!」という満足感を味わうことができました。
関東住みなら、何度でも日帰りで訪れやすいエリアですし、今度は季節や時間を変えて、また新しい発見をしたいと思います!
このブログ記事が、これから江ノ電沿線を旅する方の参考になれば嬉しいです!
みなさんも、ぜひ自分だけの発見を楽しんでみてください!